彼岸花が咲く頃に、ご先祖様がお迎えにくる。
よく、祖父母が言いました。
オバケじゃなく、曾祖母などが遊びにくるなら、まあいいか、と健気な幼児だった私は、祖父母が他界してからも時々思い出します。
私の住まいは田舎ですから、一面彼岸花畑になります。
お墓の周りを囲う様に、彼岸花が咲くのもいつものこと。
真紅の花は美しいのに、触ってはいけないと言われた謎。
綺麗な花は毒がある。
先人の知恵なのか、本当に毒性があるのか。
秋が近くなると思い出す、ヒガンバナについて調べてみました。
目次
彼岸花の花言葉は色によって違う?!赤黄白色の花言葉
花言葉の本がいくつか我が家にはあるんですが、同じのもあれば違うのもあって、どれが本物かな?とよく思いましたが、人間の解釈だし、違って当たり前ですよね。
あくまで参考程度にして下さい。
赤い彼岸花の花言葉
「情熱」
「独立」
「再会」
「転生」
「あきらめ」
「悲しい思い出」
など。
転生あたりが死者イメージ?
綺麗なんですが、お彼岸に咲く事も、ネガティブな意味とマッチしてしまうんでしょうね。
黄色の彼岸花の花言葉
「追想(ついそう)」
「深い思いやり」
「陽気」
「元気な心」
ビタミンカラーになると、なんだか印象が変わる花言葉ですね。
時々色違い見つけては、私、ラッキー、なんて思っていました。
まさに陽気な私にさせてくれます。
白い彼岸花の花言葉
「思うはあなた一人」
「また会う日を楽しみに」
執念を感じる花言葉に戦慄しますが、それは彼岸花を怖い花と見てるからですね。
先入観恐ろしや…
彼岸花の別名は?怖い名前がたくさん!
秋の花、彼岸花。
曼珠沙華やリコリスは時々聞きませんか?
調べてみると、予想以上に別名がありました。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃか)
死人花(しびとばな)
地獄花(じごくばな)
幽霊花(ゆうれいばな)
剃刀花(かみそりばな)
狐花(きつねばな)
捨子花(すてごばな)
毒花(どくばな)
痺れ花(しびればな)
天蓋花(てんがいばな)
狐の松明(きつねのたいまつ)
狐花(きつねばな)
葉見ず花見ず(はみずはなみず)
雷花(かみなりばな)
レッドスパイダーリリー
ハリケーンリリー
マジックリリー
ちょっと笑っちゃうくらい別名がありました。
花言葉だけでなく別名も怖いですね。
日本では彼岸花と呼びますよね。彼岸花は日本や中国に自生するんですが、
その花は3日でなくなる、その時期がお彼岸だったから彼岸花と呼ばれる
が通説です。
彼岸花は実は怖い花?!
彼岸花の根っこの球根部分に毒素があります。
結構な数の毒素が含まれていて、有名なのが、リコリン、ガランタミンあたりです。
こちらは食べると、下痢・吐き気・神経麻痺がおこります。
誰が自生してる彼岸花の球根を食べるんだ?
突っ込みそうですが、昔の人たちは食べてしまったのかもしれません。
だから、死の花、怖い花になってしまったんですね。
しかし!!
この有毒物質を一掃することができます。
水にさらすと毒素が抜け、そうすると今度は生薬になるんです。
漢方薬ですね。
誰もしないかとおもいますが、あえて食べるものではないし、毒抜きも素人はどれぐらいで大丈夫かなんてわからないから、とりあえず彼岸花を見たら、四季を感じたらいいと思います。
まとめ
最初に白い彼岸花を見つけた日のことを今も鮮明に覚えてます。
当時、彼岸花は赤しかないと思い込んでいたから、見つけた時はびっくりしました。
怖い花ではなく、怖い球根という事がわかりました。
咲き誇る期間は短いですが、凛と咲く彼岸花、私は結構好きです。
皆さんも、白や黄色の彼岸花を探してみてください。
ご先祖様も一緒に探してくれるかもしれませんよ^^