小学校の連絡帳は、毎日子供たちが時間割や宿題、持ち物などを書きますね。
それだけでも重要ですが、担任から保護者へ、保護者から担任への連絡網、コミュニケーションツールでもあります。
・欠席の連絡
・遅刻早退の理由
・体調不良で気をつけて欲しいこと
・お友達とのトラブルについて
ざっくり思い出したらこんな感じでしょうか。
私は元小学校教諭で、担任の先生でした。
今は担任の先生に連絡帳を書く母親です。
自分自身が、連絡帳で少しですが人柄や家庭背景を推測していたので、連絡帳を書くときにいくつか気をつけている事があります。
適当に書いて、家族単位で嫌な見方されたら困りますよね。
やはり文章にはその人のクセや人柄が少なからず反映されます。
正しい連絡帳の書き方がどんなものかまではわかりません。
先生により基準が違うと思うので。
ただ、どんな先生に対しても必ず書いた方がいいこと等を私なりにまとめてみました。
書いてて当然?連絡帳の書き方のきまりはあるの?
よくあるのは、欠席の連絡。
同じ学年の近所の子に預けて持って行ってもらいます。
書き留めるまでもないかもしれませんが、一応ここだけは!というものを箇条書きします。
・何の連絡か明確に、欠席ならば理由を書く。
・丁寧な言葉で書く。
・伝えたい事を簡潔に書く。
丁寧に、と言っても奉られた言葉は驚きますから、です、ます。のことです。
時々時候の挨拶まで書いてくださる方がいらっしゃいましたが、そこまでされたら恐縮します。
欠席ならば、
いつから、どんな症状だから、休みます。
で、十分です。
私が書く場合は、
(いつもありがとうございます)
昨夜から頭痛あり、今朝もまだ痛みがある様です。本日は欠席します。
よろしくお願いします。
という感じです。
欠席理由を端的に明確に。
短文でわかりやすく。
最初に日頃の感謝を伝えるちょっとした言葉。
元担任が言うからこれで間違いないはずです。
私は現在アラフォーですが、現役の頃は20代後半から30代前半。
これくらいの文章が一番印象が良かったです。
なぜ短文なの?色々書いてはいけないの?
正直にはっきり言いましょう。
朝は忙しいのです。
欠席者は1人とは限りません。
また、遅刻や早退の連絡もあるし、学年ごとに注意して教室に目配せしないといけません。
かなり詳しい症状説明が必要だったりするならば、電話連絡の方が私は良かったです(一個人の意見)
長文に対し、ハンコを押すだけや短い文で返すのも性格上気が引けました。
心配な症状があると、すぐに電話しないといけない?なんて思います。
長文を書いてはいけないのではなく、それに対する返事はそれなりに、と考えてしまう、またしても私見ですが。
せっかく、沢山の情報提供くださるのに、その場でじっくり読む暇がない日の方が多いんです。
もちろん、休み時間などに対応しますが、特にインフルエンザなど欠席者が多々いる場合は、それが膨大になるため、シンプル簡潔に、と考え、今は書く様にしています。
短文明確な連絡帳は、恐らくどんな先生も一番嬉しい書き方だと思います。
トラブルや相談事を伝える時の連絡帳の書き方
子供がいますから、何らかのトラブル、ましてや一方的に何かされた場合の怒りは痛い程わかります。
私だって腹立たしく思い、連絡をします。
感情だけで完全に冷静さを欠いた文章は、正直、困惑する上、ちょっと待って、となります。
子供の言い分だけではわからないことがあります。
相手側の言い分も聞かないと判断できないし、それが校内での出来事だと、
学校が悪
もちろん担任も悪
といった書き方になっています。
できる限り、お母さんの気持ちに寄り添いたいですが、先生も人間です。
文字は残るし、先生の心にも残ります。
だからと言って、子供の対応が悪くなる様なことはありません。
しかし、両サイドの話を聞く前から完璧にうちの子は被害者で相手側が加害者、なんとかしろ、という内容だと、先生の中のブラックリストに刻まれます。
つまり、要注意母となるんです。
我が子に非がない時ほど冷静に書いた方がいいです。
謙虚な方が人間というものは、なんとかしたいと思うものです。
また、特にトラブル関係は文章だけでは伝わりにくいものがあります。
誤解をしたり、されたりするならば、電話連絡にした方がいいです。
文章だけだと、ニュアンスやその場の空気までは伝わらないです。
トラブルがない様に日々気をつけて下さっている先生だという前提で書いた方が心象良く、気持ちよく問題解決に努めてくださると思います。
まとめ
連絡帳にはできる限り、挨拶、シンプルな文章、わかりやすい理由、結果どうするのか、を書くことが双方簡潔に済んで良いと思います。
教室にいる先生は約30人みんなの先生だから、連絡帳だけに集中できません。
私はどうしても長文になる場合、症状や状態説明したいだけなんで、最後に必ず「返事は必要ありません。長文失礼致しました」と、書く様にしています。
何度も言いますが、先生の性格や考えが大部分しめるため、一概に短文が良いと言ってるのではなく、先生が置かれた状況から考えた文章が適切ということです。
学校でトラブルあり、電話でなく長文連絡帳に書く様な先生ならば、長文対応した方がいいですしね。
先生も人間です。
気持ちよく一年お世話になるためにも、連絡帳のちょっとした言葉や気遣いが、先生との関係をよりスムーズにしてくれるものになると思いますよ。