秋は色々おいしいものがありますが、干し柿もそのひとつですよね。
干し柿は腐りにくいので保存食としても食べることができます。
なぜ腐らないのでしょうか?
長期に保存したいときどのように冷凍保存や賞味期限について。
また、腐るとどうなるのかご紹介していきます。
干し柿が腐らない理由は?
干し柿は、昔から保存食として食べられてきました。
保存食が腐っては困りますよね。
干し柿が腐らない理由は、
柿を干すことによって水分が抜けて糖度がとても高くなるからです。
・水分が少ないと、雑菌が繁殖しにくくなります。
・糖分が高いと、腐りにくくなります。
一方、干していない柿は割と早くやわらかくなって傷んでしまいます。
水分が多く、糖度も高くないので傷みやすいんですね。
干し柿は、保存方法が悪いと表面にカビが生えてきます。
そうなると食べることはできません。
ふわふわした白いカビや、青や緑色のカビが生えてしまったら、残念ながら捨てましょう。
干し柿の白い粉の名前は?
干し柿の白い粉は『柿霜(しそう)』と言います。
柿霜とは、柿の糖分が乾燥して結晶化したものです。
柿霜がたくさんついていると、おいしいサインです。
カビと間違えてしまいそうですが、カビではありません。
見分け方としては、柿霜は糖分の結晶なので硬い粒です。
カビは白いふわふわとしたものが付いています。
これは怪しい?と疑問に思ったら食べるのはやめておきましょう。
干し柿の保存方法は?
干し柿が腐らないといってもカビが生えてしまっては食べられないので、上手に保存したいですよね。
常温で保管しておくとカビが生えやすくなるので冷蔵庫で保存しましょう。
長期保存するなら冷凍保存がおすすめです。
干し柿の冷蔵保存
・干し柿
・紙袋
・ビニール袋
保存方法
干し柿の乾燥を防ぐために紙袋、更にビニール袋に入れて冷蔵庫に保存します。
3~4日位で食べきりましょう。
冷蔵庫に入れっぱなしにすると固くなってしまいます。
干し柿の冷凍保存
・干し柿
・ラップ
・ジップロックなどの密閉袋
保存方法
干し柿をひとつずつラップに包みます。
ラップしたものを密閉袋に入れ、空気を抜いて密閉し、冷凍庫に入れます。
ポイントは、干し柿が硬くなる前に冷凍することです。
干し柿は糖分が多いので凍りにくいです。
好きな時にいつでも食べられます。
賞味期限は半年から1年ほどです。
干し柿が腐るとどうなる?
もし干し柿が腐るとどうなるのでしょうか?
カビが生えたら食べないのはもちろん、他にも食べないほうがいい時があります。
・中から水分が出てきている
・酸っぱいにおいがする
・虫がいる
こんな異変があった時は腐っている可能性が高いので食べないほうがよいです。
また、冷蔵庫から出し入れすると温度変化で干し柿に水滴がついてしまいます。
そうするとカビがつきやすくなるので食べる直前に冷蔵庫から出しましょう。
まとめ
干し柿は水分を蒸発させて、糖度を上がるので腐りにくくなります。
甘いはちみつやジャムも糖度が高いので腐りにくいですよね。
また、干し柿は常温で保存しておくとカビが生えてきてしまいます。
乾燥しないように紙袋とビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
長期で保存したい場合は冷凍保存も可能です。
干し柿が腐ると見た目やにおいに異変があるので注意してくださいね。
長い間おいしく食べましょう。