渋柿を甘くするには、定番の干し柿以外にも甘くする方法があるんですよ。
そもそもなぜ渋柿は渋いのでしょうか?
また、食べきれない柿の保存方法など柿についてご紹介します。
目次
渋柿を甘くしよう
渋柿を甘くする方法はいくつかあるのでご紹介しますね。
干し柿
【干し柿の作り方】
用意するもの
・渋柿
・ひも
- ヘタを残してその周りをぐるっとむく
- 下手の反対側から下手に向かって皮をむく
- ヘタをひもで結ぶ
- 沸騰したお湯に5秒ほど漬ける(殺菌してカビ対策)
- 日当たり、風通しのよいところに干す
- 1週間程したら指で軽くもむ
- 数日後またもむ
- 3週間ほどで完成
甘柿を干し柿にしても美味しいですが、実は渋柿の方が干し柿にすると甘くなるんです。
元の糖分は渋柿が上なんですね。
だから干し柿には渋柿がピッタリなんです。
りんごと一緒にビニール袋に入れる
りんごから発生するエチレンガスが渋柿を熟成させます。
渋柿とりんごをビニール袋に入れて一週間ほどおいておきましょう。
焼酎に浸す
干すまで待てない!というせっかちさんにはアルコールで甘くする方法をオススメします。
渋柿に含まれる渋みの元、タンニンは焼酎などお酒に浸すことで、状態を変えます。
タンニンがなくなれば、甘い柿になるんです。
やり方は簡単。アルコール度数の高い焼酎などを渋柿のヘタに付けて、ビニール袋などに密封します。期間は色々言われてますが、3~4日浸せば甘くなります。柿の触感もそのままなのでおいしく食べられますよ。
お試しください^^
渋柿と甘柿のちがい・見分け方
渋柿は名前通り、渋い。
渋さを通り越して苦味しか感じません。
柿に含まれるタンニンがその渋みの元です。
そして、渋さがある柿は完成されていない柿、言うならば未熟なんです。
だから熟しきると、甘くなります。
ですから、渋柿、という品種がある訳ではないのです。
渋柿は未熟なんだから熟せば良いんですよね。
渋柿だから捨ててしまおう。ではなく、一番定番な干し柿にしましょう。
柿の品種は今や1000種以上と言われていて、これだけあると、熟した時に全て甘くなるとは断言しにくいです。
一部だけ甘くなるものもあれば、全部甘くなる柿もあります。
どうせ食べるなら甘い方がいい!!
みんなそう思いますよね。
見分け方があるんなら、甘い柿を買いたい、食べたい。
形で見分けられます。
甘柿はだいたい四角い形で重みがあります。
渋柿は細長く尖った様な形をしています。
昔はこれで解決!でしたが、上記の様に種類がかなり増えているので、あくまで定説。
参考にしてください。
柿って冷凍保存できるの?
保存前に食べきるのが一番ですが、残った場合、熟しきって腐りますよね。
熟してきたタイミングでの冷凍がいいのです。
冷凍保存すると1〜2ヵ月日保ちします。
そのまま冷凍保存
そのまま密封できる袋に入れ冷凍。
簡単で、解凍しなくてもヘタの部分を切って完熟柿シャーベットとしてそのまま食べられ、とても美味しいです。
むく場合はトマトの湯むきのように熱湯にくぐらせるとむきやすいです。
カットして保存
一口大にカットして、タネもきれいに取り、密封できる袋に入れ冷凍。
こちらも解凍してよし、そのままシャーベットの様に食べてもよし、です。
柿をペーストにして保存
やわらかくなってしまった柿は果肉を取り出し、ざるでこしてからミキサーなどでペースト状にしましょう。煮詰めてあくをとり、水分を飛ばしたら、
薄く伸ばして真空パック状態にして冷凍。
必要分パキパキ割って使えます。
お菓子作りにいかがですか?
まとめ
甘柿・渋柿という品種ではないことがわかりました。
渋柿も時間を置けば甘くなるんですね。
たくさん頂いて腐らせる前に、冷凍保存すると長期保存も可能で、ちょっとしたおやつにもなります。
豆知識ですが、飲みすぎたら柿、です。
翌日まで残らずスッキリしますよ^^