桜餅、道明寺(どうみょうじ)、長命寺(ちょうめいじ)というのを聞いたことがありませんか?
どのような違いがあるのでしょうか?
また、桜餅は一年中買えるところがあったらうれしいですよね。
今回は、桜餅、道明寺、長命寺についてご紹介します。
桜餅と道明寺の違いは?長命寺とは?
道明寺とは桜餅のことを言います。
桜餅には2種類呼び方があって、
「道明寺(どうみょうじ)」と呼ばれるものと、
「長命寺(ちょうめいじ)」と呼ばれるものです。
どちらも春らしくピンク色に着色された生地であんこを包んだものに桜の葉で包まれています。
道明寺と長命寺の違いをまとめますね。
道明寺
●見た目●
見た目は饅頭のように丸く、表面はつぶつぶごつごつしています。
●生地の主な材料●
道明寺粉で作られています。
ここから名前が来ているんですよ。
道明寺粉とは、蒸したもち米を乾燥させ、粗く砕いたものです。
表面のつぶつぶはもち米です。
●呼び方●
関西ではこれを桜餅と呼びます。
長命寺
●見た目●
見た目は平らな生地であんこを挟んでいます。
巻いてある桜の葉っぱははがしやすくなっているので、苦手な場合は外して食べることもできますよ。
●生地の主な材料●
主な材料は小麦粉です。
水で小麦粉を溶いた生地をクレープのように広げて焼いたものにあんこを乗せて二つ折りにします。
●呼び方●
関東ではこの長命寺を桜餅と呼んで、上記の丸い形の桜餅を道明寺と呼んでいます。
桜餅を一年中買えるところは?
桜餅は独特の香りがして、おいしいですよね。
春じゃなくてもふと食べたくなるときもあります。
桜餅は1年中買うこともできます。
スーパーでは春の季節以外でも小さな桜餅がぽつんと売られています。
和菓子屋さんでも1年中売られているところはありますが、ほとんどは季節ごとの和菓子はかにわるので春以外は和菓子屋さんで購入するのは難しいかもしれません。
どうしても食べたいときは楽天などのネット通販でも買うことができます。
極端ですが、手作りをすればいつでも食べることができます。
桜餅が好き、お菓子作りが好きな方は手作りしてみるのはいかがでしょうか。
長命寺桜もち 山本や
昔江戸で初めて桜餅(長命寺)を売り出したお店がまだ残っています。
東京都墨田区向島にある『長命寺桜もち 山本や』というお店です。
長命寺を一年中買うことができます。
お花見の季節には行列ができるそうですよ。
一度食べてみたいです。
まとめ
道明寺と長命寺の違いは地域によって呼び名が違います。
同じ桜餅でも、地域によって思い浮かべる桜餅が違うのは面白いですね。
みなさんはどちらの桜餅がなじみがありますか?
私は中部地方に住んでいますが、丸い形のものを桜餅と呼んで、道明寺という呼び名はなじみがありません。
そして、あんこを二つ折りで包んだものはあまり見かけません。
春以外にも無性に桜餅を食べたくなる時もあります。
そんな時にはスーパーに行けば小さなものが買えますよ。
スカイツリーに観光に行く際には墨田区にある『長命寺桜もち 山本や』の長命寺を食べてみてくださいね。